女性の一人暮らしには様々な危険が潜んでいます。
女性限定マンションには、入居者が女性ばかりの為、ストーカーや不審者と出会うリスクが少なくなるという、メリットがあります。
『住んでいる人が女性ばかりなので、マナーも良く、生活面できちんとしており入居者間のトラブルが起きる事が無さそう』と良いイメージもありますね。
女性限定マンションとはどんなものなのでしょうか？
女性限定マンションについて解説していきます。
目次
女性限定マンションとは
その名の通り、住人が女性限定である賃貸マンションのことです。
一般的にはオートロックなどのセキュリティが充実しており、室内のインテリアや造りも女性向けのマンションが多い傾向にあります。
男性の来客については、『男性の立ち入り禁止』としているマンションと、『男性でも来客ならOK』としているマンションに分かれます。
『男性の立ち入り禁止』としている場合は、例え親族であっても規約違反になるので部屋に招き入れたり、宿泊することも出来ません。
一方、『男性でも来客ならOK』としている場合は部屋に男性が招きいれているのがわかっても問題になりません。
詳細の規約は契約書などに記載されており、インターネット上ではわからないことがほとんどなので、気になっている女性限定マンションがあったら問い合わせてみましょう。
女性限定マンションのメリット・デメリット
女性限定マンションならではのメリット・デメリットが存在します。
“自分にとって何が大切か”、しっかり優先順位を整理しておくと良いですね。
女性限定マンションのメリット
オートロック、二重施錠、防犯カメラ、防犯窓などの手厚いセキュリティ
女性限定マンションは、一般的な賃貸マンションよりもオートロックや二重施錠、防犯カメラや防犯窓などの、セキュリティ設備が整っている物件が、多いという特徴があります。
家賃が相場より高い場合だと、SECOMなどの総合セキュリティーシステムと、契約しているマンションもあります。
総合セキュリティーシステムがあると、強盗や泥棒の侵入、火災などの万が一の事態の際に知らせたり通報をしてくれるので、安心して暮らす事が出来ます。
「娘を一人暮らしさせるのは心配」という親の立場からも、非常に心強いですね。
管理人２４時間常駐
管理人が24時間常駐している女性限定マンションは特に学生向けの物件が多いです。
一人暮らしの社会人や学生は日中、家を空けることが多いので、空き巣や不審者にその時間を狙われることがあります。
管理人が24時間常駐していると、常に人の目があることになるので、不審者も近寄りにくく、防犯効果が期待できます。
他の住人が女性のみ
同じ建物に見知らぬ男性が住んでいるよりも、同性である女性が住んでいた方が落ち着きますし安心ですよね。
女性限定マンションの住人は基本的に女性なので精神的に楽という利点があります。
女性限定マンションの一番のメリットともいえるのではないでしょうか。
女性向けの設備が充実
ユニットバスではなく、トイレとお風呂が別になっていたり、室内洗濯機置き場が洗面所についている物件が多いようです。
入浴するのが好きな女性なら、ユニットバスは使いづらくストレスになるので嬉しいですね。
また、女性は洗濯物が多くなりがちなので、室内洗濯物置場がある条件はマストです。
他にも、キッチンや収納なども女性が使いやすいサイズで、背が届くように工夫が施されていたり、服がたくさん収納できるようにクローゼットが大きめなものに設計されていたりする物件も存在します。
女性好みのデザイン
女性限定のマンションということで、壁紙や照明などのデザインもお洒落でデザイナーズマンションのような物件も。
全体的に、清潔感があるのが良いところです。
女性限定マンションのデメリット
女性限定であることを逆手にとった犯罪被害があり、絶対安全とはいえない
女性ばかりが入居しているから必ずしも安全という訳ではありません。
不審者は外部からも侵入してきますし、”女性しか住んでいない＝非力な人しか住んでいない”と逆にターゲットになってしまう恐れあり、女性限定マンションかどうかはネットでも簡単に検索すればすぐにわかってしまします。
女性限定マンションだからといって、安全面で過信しないように気を付けましょう。
家賃が高い
セキュリティ設備や女性向けの設計に特化したことにより、どうしても建築費や維持費がかかってしまうので、貸主は家賃を上げざるを得ません。
その為、相場よりも家賃が高くなってしまうのです。
そもそも女性限定マンションは人気が高いので、高めの家賃を設定しているケースもあるようです。
同棲はもちろん禁止。身内であっても男性を家に呼べない場合も
徹底的に男性の出入りを禁止している女性限定マンションもあります。
遊びに来てくれた親兄弟でも入室さえ出来ないことも…。
その分見知らぬ男性がマンションを出入りすることがないというメリットにもなりますが、”家族ぐらいは招きたい”という人にはデメリットになってしまうでしょう。
ルール違反をして、男性を敷地内に入れてしまう住人がいることも
実際によくあるトラブルの一例です。
いくら女性限定マンションでも、住人が規約を守らなかったり、管理が行き届いていないと、普通に男性の出入りや宿泊があり「なんの為に女性専用マンションを選んだのかわからない…」なんてことに。
女性限定マンションなのに、実は同棲していたというパターンもあるのが実情のようです。
女性限定マンション入居前にここをチェック！
セキュリティ
女性限定マンションと紹介されている物件の中には、2階建てのアパートやコーポも含まれます。セキュリティを求めるなら最低でもオートロック、防犯カメラが付いているマンションタイプの物件を選択しましょう。
その他にも以下の点に気を付けておくと良いです。
- 鍵
できれば鍵が2つ以上ついている、新しい鍵に交換済み。鍵に交換費用が入居者負担であっても鍵は絶対交換してください。 - 防犯カメラ
エントランス部分だけではなく、エレベーターや共用部分にも複数設置されていると尚良し。特にエレベーター内の映像が外から見られるタイプのものだと安心です。 - バルコニー
排水溝や電柱が近い部屋は要注意です。たとえ2階以上の部屋でも、泥棒や不審者がのぼって侵入してくる恐れがあります。
また、バルコニーから隣の部屋に簡単に侵入できないか、のぞき込むことが出来ないかも確認しておきましょう。
周囲の住人
入居審査が甘い物件＝居住者の質が悪いということもあります。
最近では借り手を少しでも増やしたい＆維持したい貸主も増えてきているので、入居の窓口を広くしている物件が増加しています。
保証人が必要など、入居審査がしっかりしているところを選ぶことをおすすめします。
また事前に、どんな人やどんな職業の人が住んでいるのかを、不動産会社に訪ねたり、時間に余裕があれば実際に、下見しておくとさらに良いですね。
共有部分の管理状況（清掃、設備のメンテナンス）
共有部分の管理が行き渡っているかどうかは、良い物件選びにとても重要です。
共有部分の清掃や設備がしっかりメンテナンスされているということは、人の目が行き届いていることになります。
- 照明などが切れたままではないか
- 駐輪場が整備されているか
- 共有部分に入居者の私物が置いていないか
- ゴミは落ちていないか
- 大量にチラシや郵便物が溜まっているポストがないか
などの点を確認しておきましょう。
また、共有部分にある掲示板の掲示物も目を通しておくと入居者の状況などがよくわかります。
“夜中に大きな音をたてないでください””ゴミの分別はしてください”等、マナーの悪い入居者がいることが判明する場合も。
こうした細かい部分も見落とさないようにしましょう。
マンション自体だけでなく、駅からの道など周囲の環境
駅から極端に遠かったり、人の通りが少ない暗い道を通らなければいけないと、いくら安全性が高い女性限定マンションを選んでも危険な目にあってしまうリスクは高くなります。
家までの道が、なるべく明るく、かつ夜でも人通りが多いところだと、不審者につけらたりする危険性も、低くなるので女性には安心です。
治安が良いところは家賃も高いですが、女性の1人暮らしは用心に用心を重ねたいところ。
安くても治安が悪い地域はやめておきましょう。
口コミ
女性限定マンションが自分にとって合っているのか、やめておいた方が良いのか判断できない時は、ネットなどの口コミなどの参考に、一度よく考えることも大事ですね。
契約して欲しいので良いことばかり説明する不動産会社もあります。
実際に女性限定マンションに住んでいる人や、体験談を聞いておくとイメージも掴みやすく、トラブルを未然に防ぐ効果も得られますよ。
女性限定マンションに住んでみた体験談
実際に女性限定マンションに住んだことがある人の体験談を紹介します。
良かったという人も入れば、後悔した…という声も。
ぜひ部屋探しの参考にして下さいね。
住んでよかった体験談
大学に入学して、初めて一人暮らしをしたマンションは、女性限定のマンションでした。
関西の実家から離れた場所での一人暮らしだったので、父親がとても心配して、女性限定のマンションを探してきました。
そのマンションはオートロックはもちろん、管理人さんが常時いてくれ、安心して過ごすことができました。
また、セキュリティーだけでなく、女性限定のマンションなので間取りにも気をつかってくれていました。
トイレとお風呂はセパレートで、ワンルームにもかかわらず狭いながらも脱衣所がきちんとありました。
また、洗面台にも収納がたっぷりあったり、クローゼットも広めで造り付けの棚やパイプが充実していました。
キッチンもコンロが二口あり、とても料理しやすかったです。
一人暮らしを始めて4ヶ月くらい経った頃、マンション全体が地震で停電になりました。
マンションの住人全員がマンションの外に出てきて、皆家着姿でしたが、女性ばかりで話ができ安心しました。
その時に、3人の女の人と連絡先を交換し、それ以来今も仲良くしています。
男性の出入りが禁止のマンションだったので、彼氏に振られて男性がこりごりと思ったときに、マンションに帰ると女性しかいないのでほっと安心しました。
とても昔になるのですが、学生時代に女性限定マンションに住んでいました。
治安が気になる場所ということと、初めての一人暮らしということもあって、女性限定マンションのほうが
セキュリティなど防犯対策なども安心だろうということで決めました。実際に女性限定マンションに住んでみて良かった点は、やはりセキュリティが安心だということです。
エントランスのオートロックはもちろんなのですが、エントランスに入ると常駐で管理人さんがいました。
男性が入ってきたり、不審な人が入ってきても管理人さんに呼び止められるので、そこはとても安心できました。
宅配についても、管理人さんが受け取って預かってくれたりしたので、不在にしていても便利でした。あとは、女性限定ということもあってか、建物がとてもきれいでした。
部屋の中も古めかしい感じではなく、女性に好かれそうな造りになっているのも気に入った点でした。
残念な点は、そこのマンションは下水からのにおいが上がってくるのでいつも少し生臭かったです。もう一つ良かった点は、防犯カメラもきちんとついていることでした。
なので、男性をこっそりつれこもうとしてもばれる人がいて、結局男性がいるのは見たことがありませんでした。
住んで後悔した体験談
私が住んでいるマンションは
防犯をうりにした女性専用マンションなのですが、
昨年の秋から防犯カメラが9個もとりつけられ、
その映像が見られるモニターがなんとエントランスの外から丸見え状態なんです。しかも各階の防犯カメラはそのままの順番でモニターに映されており、
モニターを監視し続ければ外から誰がどこに住んでいるのか知ろうと思えば知ることができるようになってます。また、一部の部屋はドアを開ければ監視カメラを通してモニターから部屋の中が完全に見えてしまいます。
正直、女性専用マンションなのに
外の人に生活がまるわかりなモニターを設置するのは、防犯の意味があるのでしょうか。
同じマンションに住んでいる友人も、防犯カメラとモニターが露骨すぎて嫌がっています。この防犯カメラが導入されたのは
私が入居して数年後なので、
管理人に改善してほしいと伝えれば改善してもらえるのでしょうか。
伝えても上手く言いくるめられてしまいそうです。引用元：http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1286097382
女子専用アパートに住んでいる者です｡
私は大学の近くにある女子専用アパートに3～4年程前から住んでいます。
それも角部屋ではないし壁も薄いのでﾋｿﾋｿ話ですらｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ聞こえてきます(内容はあまり聞き取れませんが)｡
はじめの2年間隣に住んでいた方は男の人を昼間に少し連れてくるくらいで少しの物音(ﾃﾚﾋﾞ､炊事､洗濯､電話､ｼｬﾜｰ､ﾄｲﾚ等)にとやかく言うような方ではありませんでした。
3年目になってから新しく入居して来た子が居るのですが週に1～3日部屋へ彼氏らしき人を連れて来て泊めていきます｡私自身､男性が苦手なのもあり緊張して寝られない事もしばしばありｽﾄﾚｽでした｡
ある日､2人が部屋に居る時､私がお腹が空いていてお腹が鳴るとこちらに聞こえると相手も分かってるのではないかというくらい大きな声で笑って来ました｡(元々お腹が鳴りやすい体質なのもあるので｡)
また､その子が1人の時はこちらが料理(主に野菜を切っている時)している時にも(相手はﾚﾝｼﾞを使う音しかしません｡)向かい合わせにある戸棚や玄関扉､仕切りの扉を物凄い音で閉めてきます｡彼氏も時々やってきます｡
私も前は音を立ててしまったから気を付けようと時間帯を考えたりしてました｡しかしあちらは明らかに妬みがあるかのようにわざと音を立ててきます｡
極めつけは､彼氏であろう男に｢出てけよ(?)｣と壁際から言われました｡(その時はまだ寝ててそろっと着替えていた時です｡)その子の女友達は｢男連れ込めばいいじゃん｣みたいな事もいってました｡引用元：http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12108312382
女性限定マンションでも下調べは大切
女性限定マンションでも、すべての物件が必ずしも安全で設備も充実していて、部屋も綺麗という訳ではありません。
ボロボロのアパートでも女性限定マンションと謳っていたり、男性の出入りが頻繁にあったりということもあります。
しっかりとした女性限定マンションに住みたいならば、24時間管理人が駐在していて、防犯カメラやオートロックがあり、男性の出入りが禁止されている物件を選択しましょう。
高い家賃が払えない場合は、出せる家賃の中で折り合いを付けながら、必要な設備、不要な設備を選び、自分に合った女性限定マンションを見つけると良いですね。
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