コンシェルジュサービス付きのマンションを借りたい、購入したいと思ったときに何を重要視するでしょうか?
「費用」「サービス内容」「場所」など様々な観点での検討を行うと思います。
本記事では検討するうえで知っておきたいメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
まだコンシェルジュサービスがどのようなものか調べたい人にも参考にして欲しいと思います。
目次
コンシェルジュサービスとは
マンションコンシェルジュとは?
コンシェルジュ付きのマンションは高級ホテルと遜色ない高層マンションに付いているケースが多く、ホテルのカウンターはホテルのお客様のためにサービスを提供しますが、マンションコンシェルジュは住民のためサービスを提供するのが役割となります。
まず「コンシェルジュ」の語源から説明します。
フランス語で「ホテルやアパートの管理人」と訳されていますが、日本でいう「管理人」とは仕事内容に違いがあります。
「管理人」の主な仕事内容はマンションやアパートなどの敷地内の点検・清掃・巡回といった環境維持の管理業務を主に行う役割に対して、「コンシェルジュ」は建物の住民が快適に暮らしていけるようにサポートを行っていくことをメインの仕事となります。根本的に管理する対象が違うことが分かると思います。
そして「管理人」は管理人室から住民からの要望や課題、そして外部の業者との対応と扱う建物に関わりのある物事に対して応対するのに対し、「コンシェルジュ」はエントランスのカウンターなどで住民や訪問客に対して対面で応対を行います。
また、サービス内容としては様々な住民の人たちにとって便利となるサービスが多いですがより高齢者、単身者、子供が小さい家庭のように自分で手配することが時間や状況によって難しい人や、忙しい人たちの代わりにそっと手助けをしてくれるようなそんな存在となります。
かゆいところに手が届く・・・そのようなサービスを代わりに行ってくれるのがコンシェルジュの役割なのです。
コンシェルジュサービスの主な内容
では、実際にコンシェルジュのサービスにはどのようなものがあるのでしょうか?
サービス内容はマンションによって多岐にわたるので、よくあるサービスにピックアップして系統を3つに分けてご紹介したいと思います。
マンション内の業務
まず一つ目は24時間対応のフロントサービスや共用施設の利用受付などの「マンション内の業務」です。
朝から夜までフロントを有人化することでセキュリティを高めることができますし、朝では「おはよう御座います」、夜は「お帰りなさい」などの挨拶を行います。
またマンション施設が充実している場合は、共有施設にフィットネスやラウンジなどのスペースがあるので利用方法の説明や紹介、施設の予約状況の確認から実際の予約までを行ってくれます。
コンシェルジュ自体に作業をお願いする業務
続いて二つ目はクリーニング店のへの取次、郵便配送の手配、留守中に荷物の受取などの「コンシェルジュ自体に作業をお願いする業務」です。
クリーニング店への取次ではクリーニング店へ配送し、仕上がった商品の受取の代行もしてもらえます。
また郵便配送の手配は直接郵便局へいかないといけない場合にコンシェルジュが代行します。
先ほどの24時間対応のあるコンシェルジュと合わせると夜の遅い時間に帰ってきてもクリーニングや荷物の受取ができるのは有り難いサービスと感じる人も多いのではないでしょうか?
外部企業の紹介業務
そして最後に三つ目はハウスクリーニング紹介、ベビーシッター紹介、リフォーム会社紹介などの「外部企業の紹介業務」です。
直接要望頂いた業務を部屋に入って行うことはせずに、その業務を行ってくれる業者をいくつか紹介し提案する要望に添った提案業務を行ってくれます。
マンションによっては24時間態勢になっていないところや上記の内容が頼めると思ってコンシェルジュサービスを依頼してもサービス外といわれる場合もあるため、事前にマンションを検討する段階でコンシェルジュのサービス内容を確認するほうが良いでしょう。
コンシェルジュサービスのメリット・デメリット
コンシェルジュサービスのメリット
コンシェルジュ付きのマンションを検討している場合、どのようなサービスがあるのかの次にメリット・デメリットがどうなのかが気になるポイントであると思います。始めにメリットと感じる点からご紹介したいと思います。
1点目として面倒な手配作業を代行してくれる点が挙げられます。
例えばクリーニングの代行はクリーニング店に持ち込みしなくてもコンシェルジュに預けるだけでクリーニング後の受取までいってくれる。クリーニング店が営業している時間に帰れない人には有り難いサービスといえるでしょう。それ以外にも「タクシーの配送サービス」など様々な手配や代行をしてくれる点は重宝するでしょう。
2点目はマンションの価値を上げてくれるところです。
ホテルのようなコンシェルジュが配置されていることでそのマンションに対するイメージを上げることになります。また、マンション生活するうえでの相談に答えてくれる点やクレームにも応えてくれますのでマンションに住みたいと思う人の増加や、訪問客から見たマンションの価値を高める効果を出してくれるでしょう。
3点目はコンシェルジュの待機時間は必ずエントランスが有人となるため空き巣や強盗などの犯罪件数を抑えることにつながります。
空き巣などはセキュリティ装備が充実している。また人の目があるところを失敗したときのことを考え嫌がり犯罪を未然に防ぐ効果を得られます。
4点目は留守のときの対応が挙げられます。
配達に来た荷物を預かってくれることで荷物の再配達を手配する手間が省ける点と、長期間留守にする場合、部屋の換気やペットの世話などを依頼することができるサービスを行っているマンションもあります。ペット連れて行くことができない場合もあるのでこのようなサービスがあると安心して外出や旅行ができますね。
最後に5点目は外国居住者向けに「バイリンガルサービス」があるところです。
日本語に不安がある人にも安心のサービスですし、海外の訪問客が来客で来たときにもサポートしてくれるのはとても助かりますし安心できますね。
コンシェルジュサービスのデメリット
次はコンシェルジュサービス付きのマンションを選択することでのデメリットとなる点をまとめてみたいと思います。
始めとなる1点目は管理費用の値段が高くなることが挙げられます。これは一番考えるポイントといっても良いのではないでしょうか?コンシェルジュの対応人数はマンションの規模や時間帯にもよりますが常時2人体制で24時間対応であれば何人もの担当者を抱えることになります。
また、コンシェルジュはアルバイト採用されていることが多く、都内の場合は何処も約1000円以上の時給で採用されます。その費用はすべてマンション購入者の管理費に上乗せされるので、必然的に管理費が一般のマンションに比べ高くなります。マンションは一度購入したら生涯住むという人も珍しくないと思います。
毎月払う管理費は常に変化せずに払い続ける費用となります。また、コンシェルジュ付きのマンションでも管理費の金額はそれぞれ差異がありますのでコンシェルジュ付きのマンションを望むのであれば事前に管理費の確認と比較を行うことをおすすめします。
続いて2点目に気を付けて欲しいのがコンシェルジュの待機時間です。
24時間対応のサービスですと毎朝の仕事の通勤時と帰りの帰宅時に挨拶をしてもらえます。ただ、対面での応対、挨拶が面倒だと感じている人からすると毎日の挨拶が迷惑と感じてしまう場合もあります。では時間が区切られている場合は良いかというとそうとも限りません。
サービスを早朝の出勤前にいざ頼もうと思っても、頼みたいときにコンシェルジュがいない場合は頼みたいサービスを受けられず、無駄にコンシェルジュの費用を払うことになる場合もあります。せっかく高品質のサービスが受けられても不在であれば宝の持ち腐れです。ご自身がどちらのタイプかをよく考えたうえで判断頂くことをおすすめします。また物件を選ぶ前にコンシェルジュの対応時間についても確認頂くことを推奨します。
次に3点目は「コンシェルジュに頼む必要がない」が挙げられます。
マンションが建設されている地域の周りに主要な施設が揃っており、わざわざ頼まなくてもコンビニや郵便局が近くにあることで代行サービスを頼むことなく自分ですべて行えてしまう点です。
また、自分で手配することで時間効率が良いので自分で行う労力と頼む労力を考えると自分の好きなタイミングで行えたほうが良いと思う人もいるようです。
4点目がサービスの良さや値段の高さを比較できないことです。サービスの中に「代行サービス」の紹介があります。
「レンタカー」「ハウスクリーニング」「ベビーシッター」など様々な代行サービスを紹介してもらえますが、まずマンションによってできるサービスとできないサービスがある点。
また代行サービスをコンシェルジュ側で業者を選択されてしまう点もデメリットとなります。せめて金額の高さを比較し安い業者を選択してくれると助かるがそこまでサービスを行ってくれないマンションも存在します。
コンシェルジュサービスがあるのは、どんなマンション?
高級マンション
高級マンションはハイグレードな設備を共用部に備えたマンションとなっており、マンションの外観や内装にもこだわったランクの高い生活を楽しむことができます。
また高級マンションは各主要都市(東京・大阪・京都など)の好立地、景観の良い高層マンションなどに多く建築されているケースが多くあります。
高級マンションとなると共有施設に「パーティールーム」や「フィットネススタジオ」などが利用できるので施設予約と利用方法の説明もコンシェルジュのサービスに加わることになります。
タワーマンション
タワーマンションは東京であれば湾岸エリアの景観が楽しめるエリアに高層マンションとして建築されているケースが多いです。高級マンションと同じく「ラウンジ」や「ゲストルーム」など共有施設の充実さと並んでコンシェルジュサービスが人気です。上記の高級マンションもそうですがマンション自体の高品質やステータスが感じられるマンションの装備の一つとしてコンシェルジュが設置されるケースが多いようです。
サービスアパートメント
短期居住者を対象に高級ホテルのような施設のレベルで自宅のように借りることができる期間限定賃貸マンションとなっている。また、備え付けの家具、家電、食器などが付いているため新規に購入する必要がないのもメリットの一つ。そして敷金・礼金が不要で家賃のみで借りることもできるので余計な出費を抑えることもできる。
もう一つのメリットとしてマンションの設備を利用できるのは当然のこと、在籍しているコンシェルジュサービスを体験できるのは大きなメリットといえるでしょう。
外国人利用者も多いため、多国籍言語での対応もできる施設も多く、利便性は高くなっている。しかも滞在期間にもよりますがホテルで宿泊する金額よりも「サービスアパートメント」を活用したほうが安価で利用できることも可能。一度、コンシェルジュサービスを体験してみたい方、高級マンションやタワーマンションの購入や賃貸を検討している人も良い経験になります。
コンシェルジュサービスを使った住民の声
実際にコンシェルジュサービスを利用している人はどのように感じているのでしょうか?今後、コンシェルジュ付きのマンションを検討している人に取っては参考になると思います。
実際にコンシェルジュサービスを利用して良いと思った意見
コンシェのあるマンションに住んでいます。クリーニングや宅配便の受付、タクシーの車サービス、電球など住居備品の購入などで、大変お世話になっています。「いってらっしゃいませ」「お帰りなさいませ」の挨拶もいつも気持ち良くして頂いています。無くして欲しいと思っている人はいるのでしょうか?私は考えたこともありませんでしたが・・。
コンシェルジュさんがいると非常に便利なのでなくなるのは考えられなくなってきています。下記の1とか2については、マンション内のインターフォン?で家の中からお願いできたりします。「お帰りなさい」とかもそうですがコミュニケーションできるのがいいですよ。仲良くなって旅行いったときにお土産を買ってきたりもします。
1.何かマンション内で困ったこと、分からない ことがあればすぐに聞けるのがいいです
2.施設(パーティールーム等)などの予約を気軽にお願いできます
3.クリーニングの受付もやってくれています(とても便利です)
防犯面からも、監視カメラ・防犯設備・警備員のほかに常時カウンターに人の目があるとないとでは全く違っているように思います。コンシェルジュの 語源が「鍵の番人」だと聞き及びますが、実際に「番人」としても、貢献していると強く感じます。私の派遣先でも、実際に昼間の不審者や悪 徳業者の排除を彼女たちが担っているケースが多いようです。
管理員や警備員にも入居者様方の情報(長期不在だとか、訪問者の見極めなど) を提供してくれますので、マンションのサービス全般にわたって入居者様ごとのライフスタイルにあった対応が期待できるのではと思います。色々な相談をなさる際、高齢者のほう、女性やお子様へのあたりも柔らかいですし、近隣の情報収集など、彼女たちの業種ならではの教育も受けているよう です。
コンシェルジュは不要だと感じた意見
コンシェルジュとフロントでは似て異なると思うのですが、うちはフロント業務を2名体制でやっていてロビーでのドリンクサービス(有料)もしてくれます。た だ、私の生活スタイルでは滅多にお会いできません(笑コンシェルジュ業務に24時間は求められないし....残念です。
コンシェルジュうざい!たまに泊まりにいくホテルだから気持ちいいのであって、あれが毎日のことになると…。
たぶん、なくてもいいけど、あったら便利ってくらいのものだと思いますよ。あとは、どんな人がコンシェルジュするかってことではないで しょうか。うちも前の人のほうが良かったので・・・。優秀な人が配属されるといいですね。
上記の通り、利用者から見ても賛否両論のようです。マンションの場所によるところと頼みたいサービスが存在するかしないかによって意見が割れるように思われます。
またどのような担当者が配置されるかによって印象が大きく変わってしまうところがあるようです。
まずは実際にサービスを受けてみたら良かったという意見と受けたいのに24時間対応でないがためにサービスが受けられないという意見が印象的でした。
やはり事前に詳細を確認しておくことが入居後のギャップを無くすることにつながりそうですね。
コンシェルジュ付き=高級/タワーマンション
賃貸物件として探す場合は多少家賃金額の差異はあると思いますが、基本コンシェルジュ付きの物件に住むとなった場合、高級マンションやタワーマンションを選択することになるので、当然賃料や購入価格が上がることになります。
マンションの設備を充実差や重厚感を演出するための一つとしてコンシェルジュが位置付けされるケースが多いため安いマンションを求めている場合には当てはまらないといえるでしょう。
暮らしのうえでは間違いなく便利なサービスといえるので、設備を充実にするために必要な費用といえるかもしれないですね。
結局、コンシェルジュの何処に注目するか
コンシェルジュについてご紹介してきましたが、やはりネックとなるのがサービスに対する「費用の費用対効果が得られるのか」ではないでしょうか?
無料のサービスであれば喜んで選びますが、人件費が月の管理費に上乗せされていくので自分が暮らすうえで必要となるサービスが提供されるマンションかどうかを事前に検討することが大事ですね。
契約後に思っていたサービスが受けられないといったことにならないように、自分の受けたいサービスをピックアップしてマンション検討をしたいですね。
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