専門家コラム

2018年不動産ビジネスの展望

2018年の不動産ビジネスの展望と不動産ビジネスのトレンドについて

2018年の不動産市況については、(どうなる?2018年の不動産市況。展望を大胆に予想する)にて、その展望を予測しました。

今年の不動産市況は概ね、今年と大きく変わらず好調が続きそうです。また、消費税増税(8%→10%)が予定通りに行なわれる公算が大きいので、2018年後半からは駆け込み需要が起こりそうです。

ただ、「今年夏以降には金利上昇の可能性が高い」と予測する専門家が増えています。もし、そうなれば、不動産市況にブレーキがかかるかもしれません。このあたりは、注意しておく必要があります。

IT重説

重要事項説明(以下重説)とは、売買契約・貸借契約などの不動産取引に際して重要事項説明書に基づき、契約に関する重要事項を買主・借主に対し説明することです。2017年10月より、賃貸契約における重説がインターネット上で行えるようになりました。これをIT重要事項説明と言います。具体的には、スカイプなどのビデオ通話などで、重要事項説明を行うという方法です。

まだ、あまり浸透していないようですが、徐々に広まっていくものと思われます。2、3月は賃貸住宅契約繁忙期になりますが、今年の繁忙期にどれくらい行われるのか見ものです。今年はまだ、わずかな件数だと予想しますが、来年の繁忙期には一斉に広まる可能性があります。そろそろ、そのタイミングに向けての準備を始めてもいい頃かもいれません。

ちなみに、売買契約でのIT重説の導入はまだ先になりそうです。

不動産取引にも仮想通貨導入の流れ

ますます話題になっている仮想通貨ですが、年明けの高騰と暴落、そしてコインチェックのNEM資金流出事件など、まだまだ流通通貨としての不安の残るところです。

しかし、一部家電量販店などが昨年から仮想通貨で最大級のビットコイン(以下BTC)を決済にしようすることを解禁するなど、通貨本来の役割を担うようになってきはめました。

不動産取引においても徐々に決済通貨としてBTCを使える動きが広まってきています。しかし、まだまだ一般の方々には不安が多い仮想通貨ですので、今後の展開がどうなるかはわかりません。しかし、こうした動きは、ある時に加速度的に進むので、早い段階から情報を仕入れておく方がいいでしょう。

不動産投資に小口化が進む

投資口の価格を低く抑え、投資家の裾野を広くすることのために行われるイメージですが、背景には、投資用の不動産の在庫不足があると思います。

1つの物件を小口化することは、これからどんどん進むと思われます。

以上今回のコラムでは、3つの事に触れましたが、その他にも、2018年は不動産ビジネスにとって大きな進化、変化があると思います。

ABOUT ME
吉崎 誠二
吉崎 誠二
不動産エコノミスト
社団法人 住宅・不動産研究所 理事長
不動産・住宅分野におけるデータ分析、市場予測、企業向けコンサルテーションを行う傍ら、全国新聞社、地方新聞社をはじめ、主要メディアでの招聘講演は毎年年間30本を超える。
公式サイト: http://yoshizakiseiji.com/
社団法人 住宅・不動産総合研究所: http://www.hr-i.jp/
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