中古マンション選びで、まず気になるのが「築年数」。なるべく新しい築浅の物件を探すほうが多いでしょうが、優れた立地とレトロな雰囲気で選ぶなら、築年数の長いマンションも魅力的な選択肢となります。「三丁目の夕日」の世界をほうふつさせる高度経済成長期の物件もまだまだ現役。そこで今回は、東京23区内にあるマンション27,852棟の中から、築年数の長い順にトップ100棟をご紹介します。
東京23区 築年数の長いマンション トップ10
23区最古の現存マンションは築60年!
23区内のマンションで現在もっとも長い築年数は60年。1956(昭和31)年に完成した3棟が残っています。国内第1号の分譲マンションである渋谷区の「宮益坂ビルディング」(1953年完成)は昨年建て替えのために解体されており、現存する3棟は日本のマンション草創期を今に伝える“生き証人”的な存在です。
新宿区の2物件「柏木アパート」「四谷コーポラス」は、いずれも中央線の駅(大久保、四ッ谷)にほど近い立地。品川区の「大井伊藤町住宅」は最寄りの西大井駅から徒歩10分ですが、建物の完成当時にこの駅はまだなく、大井町行きの路線バスがひんぱんに走っていました。現在もマンション付近と大井町駅を結ぶ循環バスが利用できます。
これらの3棟はいずれも5階以下の中層建築で、エレベーターもありません。同じ区の新築マンションと比べて平米単価は3分の1~4分の1程度ですが、建った当時の赤ちゃんが還暦を迎えるだけの年月を経てもなお、これだけの価値を保っているのは建物の堅牢さと、しっかりした管理体制を裏付ける成果といえるでしょう。
10位から下のランキング
長寿マンションが多い新宿区、渋谷区
23区に現存するマンションから、築年数順にトップ100棟を抽出したランキング(69位に1964年築の50棟がランクインしたため、合計は119棟)では、はっきりした立地の傾向がみられます。最も多かったのは新宿区の23棟で、次いで渋谷区(22棟)。さらに港区(18棟)と目黒区(13棟)が続き、都心から西側に連なる4区だけで6割を超える結果となりました。こうした立地と「1964年」で、ピンと来た方も多いでしょう。これらマンションの多くは、1964年の東京五輪にともなう建設ラッシュに乗り、競技の開催地周辺に建設されたものだったのです。
1戸あたりの面積は幅広く、20平米前後という単身者向けから100平米を超えるファミリー向けまでがそろいますが、くしくも2020年の五輪開催を前に建て替えを予定する物件も含まれています。今のうちに現地へ足を運び、近代的な集合住宅がまさに「マンション(英語で豪邸を意味します)」だった時代へ思いをはせてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
本記事のランキングは、マンションリサーチ株式会社が保有する全国の分譲マンションデータ(約11万5,000棟)から、東京23区内に所在する物件を抽出したものです。データは記事執筆時(2017年1月10日)のものです。
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